象の鼻テラス ZOU-NO-HANA TERRACE

山口典子・阿部なな子・𠮷田結美展「間(あいだ)を観察する」

ZOU-NO-HANA GALLERY SERIES vol.10

日時
2023年10月12日(木)–28日(土)10:00-18:00
会場
象の鼻テラス
アーティスト
山口典子、阿部なな子、𠮷田結美
料金
入場無料
主催
象の鼻テラス

左から山口典子、阿部なな子、𠮷田結美による作品

象の鼻テラスでは、日常的にアーティストの表現と出会っていただくための展覧会 “ZOU-NO-HANA GALLERY SERIES” を開催しています。第10弾となる今回は、「間(あいだ)を観察する」ことをテーマとした3人の若手女性アーティスト山口典子、阿部なな子、𠮷田結美をご紹介します。

生理的な触覚を鑑賞者のイメージの中で刺激するような表現を探求する山口典子。阿部なな子は一見可愛いらしい少女を描きますが、そこには目が描かれておらず、眼差しの先に見えるものを私たちに委ねます。𠮷田結美は自身が撮影したスナップ写真を縫うことで時が経てば曖昧になる記憶に手触りとリアリティをもたらします。
鑑賞者は、3 人のアーティストの紡ぐイメージとの間に入り込み、如何に寄り添えるのか。私たちの創造力を掻き立てるきっかけを投げかけてくれます。

 

 

プロフィール

 

 

見どころ

山口典子は、これまで平面だけでなくパフォーマンスアート、等身大の彫像など様々な手法を用いてきましたが、自身のテーマを結実させることとなる「ツメ」シリーズの絵画作品を展示します。本作品は、鑑賞者とイメージの中で接点をつくり、感覚の海へと誘います。

阿部なな子の作品では、愛らしい少女やピエロがモチーフの絵画が並びます。可愛い印象を与えますが、その瞳は描かれておらず、感情を読み解くことは観るものに委ねられています。

𠮷田結美は、写真の中のイメージを溶かすように、あるいは綻びを治すように縫い取った作品を展示します。写真を縫うシリーズは代表作であり、モチーフにするのは自身のポートレイトや街の風景写真です。過去のある瞬間をイメージの中に留める写真を縫うことで、記憶と向き合います。

 

 

関連イベント

ワークショップ「爪痕を残す」
小さなキャンバスに、絵の具とペイントナイフを使って「ツメ」を描きます。
※完成した作品は、お持ち帰りいただけます。

開催日時:2023年10月21日(土)13:00-16:00
会場:象の鼻テラス
アーティスト:山口典子
料金:500円(材料費として)
参加方法:申し込み不要、出入り自由

詳細はこちら

 
ワークショップ「気ままにnui-nui」
布や紙、写真、糸、毛糸、テグスなど用意された素材を好き好きに使って縫う時間を体験。
※完成した作品は、お持ち帰りいただけます。

開催日時:2023年10月22日(日)11:00-18:00
会場:象の鼻テラス
アーティスト:𠮷田結美
料金:500円(材料費として)
参加方法:申し込み不要、出入り自由

詳細はこちら
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