象の鼻テラス ZOU-NO-HANA TERRACE

ZAGAKU study for ARUKU vol.3

世界が注目するインタラクティブ・メディアアーティスト筧康明 芸術と科学、 人の心をしなやかにつなぐ未来

開催日時
2023年9月18日(月・祝)19:00-21:00
会場
象の鼻テラス
講師
筧 康明(東京大学大学院 教授)
参加費
2,000円
お申し込み
メールにてお申し込み
※詳細は下記に記載します
主催
象の鼻テラス
協賛
株式会社FREEing

©️NATURA MACHINA

達人たちの核に触れ、気付き、自らを基礎づけるための連続講座シリーズ
ZAGAKU study for ARUKU vol.3
世界が注目するインタラクティブ・メディアアーティスト筧康明
芸術と科学、 人の心をしなやかにつなぐ未来

各分野の第一線で活躍されているアーティストや研究者の先輩方より、プロフェッショナルとして磨かれてきた感性や美学、思考の方法の共有を、安藤洋子との対話形式で行う連続講座シリーズ。安藤がゲストの身体感覚や空間の捉え方、発想の源を紐解くことで、参加者とともに気付きに繋がる豊かな学びの場をつくります。

ZAGAKU study for ARUKU 全体概要はこちら

今回はアートと学問の領域を行き来し、テクノロジーを駆使した表現や、コミュニケーションをひきだすメディアデザインに取り組んできた筧康明さんを迎え、身体感覚と研究の接点についてお話を伺います。

 

筧 康明(東京大学大学院 教授)

インタラクティブメディア研究者・アーティスト。東京大学大学院情報学環教授。博士(学際情報学)。慶應義塾大学、MIT Media Labなどを経て、2018年度より東京大学大学院情報学環准教授に着任、2022年度より教授。
 
2000年代にはディスプレイやプロジェクション技術を用いた作品を研究・制作し、SIGGRAPHやArs Electronica Festival、水戸芸術館などでの展示を展開。NHKデジタルスタジアム ゴールデンミューズ賞や東京大学総長賞など、多数受賞。また、近森基、久納鏡子らとメディアアーティスト・コレクティヴplaplaxのメンバーとして制作・展示を行う。
 
2010年代以降、研究関心はよりフィジカルインタフェースやマテリアルインタラクションに向かい、形状や色、動き、触感など物理素材を制御、活用するディスプレイ、インタフェースやインスタレーション作品を多く制作する。これらはACM CHI 2017 Best Paper Awardなど工学分野での国際的評価を受けると共に、ICC Open Space 2014 HABILITATE展 やArs Electronica、象の鼻テラスなどにて展覧会や作品発表を行う。
 
現在、東京大学ではMaterial Experience Designを標榜し、アーティスト、デザイナーや工学・科学者の入り交じる学際的研究チームを率いる。名和晃平、安藤洋子、諏訪綾子、evalaなどアーティストとのコラボレーションを精力的に展開。近年では、細尾、ZOZO NEXTとの共同で進めるテキスタイル研究の成果Ambient WeavingがEuropean Commission STARTS Prize 2022 Honorary Mentionを受賞。また、Mikhail Mansion、Kuan-Ju Wuと取り組む熱音響インスタレーションSoundformシリーズは第23回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞を受賞し、修道院や砂浜など環境要素を取り込んだ作品展開を続ける。

https://xlab.iii.u-tokyo.ac.jp

photo : Hajime Kato

安藤洋子(アーティスト、振付家)

横浜生まれ。
1991年より木佐貫邦子ダンスアンサンブル「néo」のメンバーとして木佐貫の作品に参加。
1997年より本格的に自作自演のソロダンス活動を開始し、独自の身体性について追究を始める。
同時に、コンテンポラリーダンサーの山崎広太、舞踏家の笠井叡のダンス作品などにダンサーとして出演。

他分野においては、
1998年、日本を代表する戯曲家/演出家/俳優の野田秀樹が主催するNODA MAP公演「ローリング・ストーン」。1999年、小澤征爾 指揮、ロベール・ルパージュ(Robert Lepage)演出によるサイトウキネンオーケストラのオペラ「ファウストの劫罰(La Damnation de Faust)」。1999年、坂本龍一オペラ「LIFE」に出演。

2001年、ドイツ、フランクフルトにて上演された、トニー・リッチィー(Tony Rizzi)のシアターダンス作品「Judy was angry」に出演。この時のダンスが、振付家ウィリアム・フォーサイス(William Forsythe)の目に止まり、2001年よりフランクフルトバレエ団(Ballett Frankfurt)にアジア人としては初めての入団を果たす。
2004年フランクフルトバレエ団解散後も引き続きザ・フォーサイス・カンパニー(The Forsythe Company)に在籍し、2015年のカンパニー解散までの15年間フォーサイスと共に新作クリエーションを行い、フォーサイスの40作品に出演をする。

2001年以降のカンパニー以外の活動では、
作/演出/出演のダンス作品「Moire」、「Tansu」 、「Largo」、「表裏一体 One and Indivisible」を日本で発表。

ゲストアーティストとしては、2007年に金森 穣(Jyo Kanamori)率いるダンスカンパニーNoismに振付作品を提供。

井出 茂太(Shigehiro Ide)作/演出「排気口」(2008)、小野寺 修二(Shyuji Onodera)作/演出「空白に落ちた男」(2010)などに出演。現代美術家の 杉本博司(Hiroshi Sugimoto)の展覧会「アートの起源/Origins Of Art」(2010)、平川典俊(Noritoshi Hirakawa)のインスタレーション作品「Beyond the sunbeam through trees」(2011) にダンサーとして参加するなど、幅広く活躍。

また教育面においては、2001~06年までYoko Ando Project を立ち上げ、セミナーやワークショップ、ダンスショーイングを企画。延べ3500人以上の受講者が参加。

近年では、慶應義塾大学大学院(Keio University)や日本女子体育大学など大学や大学院においても講義を持つ

ウィリアム・フォーサイス作品においては、
ローザス(Rosas)のアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル(Anne Teresa De Keersmaker)が主催するダンス学校「PARTS」にて学生達に、オリジナルメンバーとして創作に携わった作品「Clouds after Cranach」、スターダンサーズバレエ団へはフォーサイスの代表作「N.N.N.N」を振付指導。

テクノロジーとダンスの分野では、2011年 山口情報芸術センター(Yamaguchi Center for Arts and Media)に招かれ、新作インスタレーション「Reacting Space for Dividual Behavior」を発表。
この出会いから、YCAM InterLab との共同研究開発がスタートする。
第一線で活躍する日米のソフトウェア開発者とYCAM InterLab と共に、メディアテクノロジーを使ったダンスの創作と教育のためのツールを共同研究開発し、シンポジウムや公演、レクチャーなど積極的に取り組んでいる。

現在、NYと日本を拠点に、自己の身体表現を模索するとともに、経験を生かした芸術教育にも力を注ぐ活動を続けている。ZOU-NO-HANA BALLET PROJECTリーダー。神奈川共生共創事業「チャレンジ・オブ・ザ・シルバー」プロジェクトリーダー。
YCAMInterLab + 安藤洋子共同研究開発プロジェクトRAM 主宰。洗足学園音楽大学講師。

 

 

申し込み方法

1 ご希望の参加日時
2 お名前(ふりがな)
3 ご年齢
4 お電話番号
5 メールアドレス 

上記をご記入の上、yokohama-ballet(a)zounohana.comまでお申し込みください。
※(a)を@に変更して送信してください。
※件名に「ZAGAKU vol.3 申込」とご記入ください。


 

ゾウノハナバレエプロジェクトは「横浜から世界へ、横浜生まれ横浜育ち、市民が育て支える ダンスカンパニー」を目指し、安藤洋子をインストラクターに迎え2018年にスタートしました。 今日ではバレエ、コンテンポラリーダンスにとどまらず多様なクリエーターが参加し新たな身体表現を探求するプロジェクトチームの編成を目指し、象の鼻テラスを舞台に日々切磋琢磨しています。多様なバックグランドを持つ幅広い世代の方々との年間を通じたワークショップの開催と、その成果発表の機会として年に1度程度公演を開催しています。
ZOU-NO-HANA BALLET PROJECTページ
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