象の鼻テラス ZOU-NO-HANA TERRACE

劇団・横浜ボートシアターのフランス弾丸視察・交流記

アヴィニョン・パリで見た芸術の猛者たち

開催日時
2026年11月11日(水)
13:00-21:00 仮面展示
13:30/15:00/16:30/17:30(各回10分)即興パフォーマンス
19:00-21:00 トーク&パフォーマンス
会場
象の鼻テラス
出演
横浜ボートシアター
料金
入場自由・カンパ制
主催
横浜ボートシアター
協力
笠原彰二、象の鼻テラス
ご予約・お問い合わせ
TEL:080-6737-5208
MAIL:info@yokohama-boattheatre.org

イントロダクション

「あなたの劇場を訪問し、
お時間があればお話をさせてください」

2025年3月、フランス人仮面作家・演出家クロード・ロシュ氏から唐突に届いた一通のメール。
彼は自身の80歳記念にはるばる単身来日し、日本各地を巡る途中、
仮面劇の創作をしている劇団として、横浜ボートシアターを人づてに紹介されたという。
劇団の拠点・船劇場での初対面ののち、
仮面創作ワークショップを開催して彼の創作手法を教えてもらったり、
稽古場で忌憚のない意見をもらったりしながら、
劇団員はクロード氏と短くも濃密な時間を過ごした。

彼との別れを惜しんだのも束の間、帰国したクロード氏から再度の連絡が入る。
「アヴィニョン演劇祭に行くから、君たちの舞台の資料を送ってくれないか?」
まったく想定外の依頼に驚く劇団員たちだったが……

2026年7月、混沌を極める国際情勢・厳しい円安の中敢行したフランス視察。
不安と共に羽田を発った劇団員が、
灼熱のフランスで出会った「芸術の猛者たち」を通じて見たものとは?

 

アヴィニョンやパリでの体験
そして、これからの私たちの創作の萌芽を
対話とパフォーマンスで皆様にお伝えいたします

 

 

プログラム

13:00-21:00 仮面展示

 

劇団所蔵の仮面の一部

劇団がこれまでに説経節、マハーバーラタ、宮澤賢治など、様々な舞台作品のために創作した仮面の一部を展示します。

 

仮面と音楽の即興パフォーマンス

13:30/15:00/16:30/17:30(各10分間)
仮面はつけて動いて本領を発揮するもの。象の鼻テラスに異質な生き物が登場します。

 

19:00-21:00 トーク&パフォーマンス

フランス・アヴィニョン演劇祭視察報告

 

太陽劇団の本拠地「カルトゥーシュリ」入口にて

アヴィニョン演劇祭視察チームが、映像や資料をお見せしながら、現地での体験と考察について報告します。
芸術文化の今後について皆様の声もお聞かせください。
出演:吉岡紗矢、奥本聡、松本利洋、佐野友香(通訳・翻訳・海外展開コーディネート)、丹下一(俳優・演出家)

 

船劇場の現在と未来

横浜ならではの劇場としてのこれまでと、今後の展望について運営メンバーが語ります。
出演:吉岡紗矢、奥本聡、松本利洋
ゲスト出演:古澤敏文(元映画プロデューサー・船劇場アドバイザー)

 

『新版 小栗判官・照手姫』デモンストレーション

『新版 小栗判官・照手姫』座・高円寺公演より

2027年秋〜冬にかけて、船劇場で上演予定の『新版 小栗判官・照手姫』の一部をご覧いただきます。(作品詳細)
脚本:遠藤啄郎/構成・演出:吉岡紗矢/音楽:松本利洋
出演:丹下一、増田美穂、桐山日登美、近藤春菜、奥本聡、松本利洋

 

新作『サンクリアン』

インドネシアの神話を元にした新作の世界を紹介します。
脚本・演出:吉岡紗矢/脚本協力・音楽:松本利洋
作品出演者:丹下一、増田美穂、桐山日登美、近藤春菜、奥本聡、岡屋幸子、中島彰宏、ほか

創作楽器によるオリジナル曲の演奏

竹やフライパンの創作楽器が、どこか知らない国の情緒を奏でます。
作曲・編曲:松本利洋/一部原曲:矢吹誠
演奏:佐野友香、奥本聡、吉岡紗矢、松本利洋、ほか

 

仮面から始まった芸術を巡る異色の国際交流

1981年から横浜の水際を拠点に国内外で仮面劇を中心に演劇作品を発表してきた横浜ボートシアター。現在の劇団員の三人は、創設者・遠藤啄郎の遺志を継ぎ、多くの方々の支援や協力のもと、多様なバックグラウンドを持つ創作仲間と新たな作品作りに取り組んでいます。また、港街横浜ならではの海に浮かぶ船劇場の利活用においても様々な挑戦を続けています。劇団代表作『小栗判官・照手姫』の全面的なリメイク(『新版 小栗判官・照手姫』)が好評を博しひと段落した今年、自分たちの視野を広げるために、世界三大演劇祭の一つ、フランス・アヴィニョン演劇祭を視察し、現地の芸術家たちと交流・パフォーマンスを行いました(視察訪問先:仮面創作家協会、クロード・ロシュ氏宅、太陽劇団、ほか)。

 
 

仮面創作家協会イベントにてフランス人作家の仮面を用いた即興を行った

街中が演劇一色となる特異な空間の中で、フランスの仮面やクラウン文化、芸術が社会にとって不可欠な様、熱心に芸術について論議する人々、自然と調和する暮らしと気候変動とのジレンマ、伝統との断絶を乗り越えようとする演劇人たちの努力と成果、日本文化への憧れなど多くのことを目の当たりにしました。この機会に、ぜひ皆様にこの体験を共有し、日本の芸術文化の今後について語り合えたらと思っています。


 
 
ご予約・お問い合わせ

お申し込みフォームはこちらから
TEL:080-6737-5208
MAIL:info@yokohama-boattheatre.org

 
夜の部(19:00〜21:00 トーク&パフォーマンス)にお越しの方は、人数を把握するため、フォームまたはご予約・お問い合わせ先からお知らせいただけると助かります。
開場時刻は設けていません。象の鼻テラスは出入り自由ですので、お好きな時間にお越しください。
お席は先着順です。席が埋まった場合は立ち見となることがあります。
 
 
 

横浜ボートシアターとは

横浜元町を流れる中村川に係留した「艀」(船と波止場間の貨物運搬船)を船劇場に改造、拠点とし、1981年より活動を開始しました。“アジア”をテーマに仮面や人形、手作り楽器などを用い、語りや舞踊的身体表現、緻密な音楽表現を軸に叙事詩を物語る祝祭劇を発表。代表作の『小栗判官・照手姫』『マハーバーラタ三部作』などで高い評価を受け、数々の海外の演劇祭にも招聘されました。異次元へ旅立つ装置として愛される船劇場は、沈船と再興を繰り返し、現在は鋼鉄製の三代目となっています。

2020年に前代表の遠藤啄郎が亡くなった後、残された劇団員は3人に。根底に祈りを孕んだ演劇作品の創出を続ける中、2025年、『新版 小栗判官・照手姫』が劇作家協会プログラムに選出され、座・高円寺1にて上演されました。また、船劇場を「市民も活用できる開かれた劇場に」という新たな方針を打ち出し、横浜の市民とともに劇場を支えていく枠組み作りと、国際的な文化拠点への成長を目指して活動しています。

 

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