趣向『わたしの隣人』
YPAMフリンジ参加作品
19:00開演
前原麻希(趣向)
バルア・オディティヤ
ticket.shukou@gmail.com
わたしの「隣人」は「日本人」です。日本人の親から生まれ、日本に育った日本人です。「国外」にルーツを持たない日本人です。彼らはわたしの隣人です。
「彼ら」のことをどう話せばいいのか、いつも言葉に詰まります。いい人たちです。彼らの中に、何人も友人がいます。ただすこし、この国に彼らの人数が多いせいでしょうか、話しにくさを感じることがあります。わたしの親はかつて日本人ではなかったと、言い出しにくい空気をわたしは感じます。彼らをわたしは観察します。彼らがどこで、その空気を醸造しているのかを観察します。彼らの笑顔、彼らの言葉、彼らの同意を求める仕草、ああ。一体どこで、「彼ら」はわたしを「同じ」だと判断したのでしょうか。
趣向の新作公演は、日本に住む日本語を話す人々の生活から、「日本人」を浮かび上がらせようという企画です。テキストはオノマが自身のドキュメンタリーをもとに、モノローグやダイアローグを書き、「日本人とは何か」を考える時間を作ります。
チケット
一般:前売 ¥3,000 / 当日:¥3,500
U25:¥2,000
U18:¥1,500
福祉手帳あり:¥1,500
お取り扱い:YPAMチケットサイト(事前決済)、趣向のメールでのお申込み(当日精算)
お申込み
事前決済の方→YPAMチケットサイトにて、公演日を選択し、お申込みください。
決済方法はクレジットカードのみです
当日精算の方→下記を添えてメールでお申し込みください。
①ご来場のお日にち
②チケット種類
③枚数
④お名前
⑤メールアドレス
⑥当日ご連絡がつく電話番号
宛先:ticket.shukou(a)gmail.com
※(a)を@に変更してお送りください
2010 年、オノマリコの一人ユニットとして発足。
この世界にある小さな声を、言葉や歌にして、共振するように演劇を作る。
2015年、シアタートラムネクストジェネレーションvol.7に選出、『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』上演。2016年、マグカル・シアター in KAATに選出、『THE GAME OF POLYAMORY LIFE』上演。(同作にてオノマが第61回岸田國士戯曲賞最終候補作にノミネート)2016年から、高校生との共同製作を行う“趣向ジュニア”の活動を始める。
2021年・2022年、音楽劇『パンとバラで退屈を飾って、わたしが明日も生きることを耐える。』の創作により、演劇団体として定期的な活動を継続することを決意。
2023年、俳優の大川翔子、前原麻希が加入し劇団化。6月に複数の団体による短編演劇とレクチャーと音楽ライブのイベント『オノマリコフェス』を開催。CoRich 舞台芸術まつり!2024 春にて、オノマリコ新作『べつのほしにいくまえに』がグランプリを受賞。
今作品はYPAMフリンジ参加作品です