スタジオニブロール・テキスタイル展「Surface Studies YOKOHAMA」
ZOU-NO-HANA GALLERY SERIES vol.13
10:00-18:00
※開館時間に準じます

象の鼻テラスでは、日常的にアーティストの表現に出会う機会の創出を目指した展示シリーズ(ZOU-NO-HANAGALLERY SERIES)を2020年よりスタート。この度、7月18日(金)から7月27日(日)にかけ、第13弾として矢内原充志の展覧会を開催します。
今回は、横浜を拠点に活動するファッションデザイナー / アートディレクター・矢内原による、新作テキスタイルを中心とした展示を開催します。常に布と真摯に向き合ってきた矢内原が、あらためて“原点”に立ち返り、自身を取り巻くクリエイターたちとの対話や交流から生まれた作品を発表します。
布そのものの質感や動きに着目し、素材と向き合うことで生まれる繊細な表現。
その奥行きを、ぜひ会場でご体感ください。
–アーティストステートメント
横浜を象徴する場所のひとつにもなっている象の鼻テラスにて、新作テキスタイルを中心とした展示を行います。私自身ファッションの発表を定期的にしなくなって早いもので10年が過ぎようとしています。一方で会社としては、ありがたいことに、拠点である横浜をはじめ今治や旭川の皆様のおかげで、多種多様な企業様や自治体様にお声がけいただき、ブランディングのお手伝いをする機会を頂いています。 今回、布に向き合うことはファッションの世界から始めた私たちの原点回帰とも言えますし、そうでない側面もあります。今までは作りたい服からの逆算でたくさん布をデザインしてきましたが、今回は何に使うかを縛りすぎず、マテリアルそのものに向き合いました。柄のデザインも製造工程も、全てを自分でコントロールしようとせず、普段からご一緒しているクリエイターや旧知の製造業の皆様とのコミュニケーションの中で生んでいく形をとりました。 あいまいな、ゆらゆらした、不安定な布という素材に、今考えていることをのせて、皆様にお届けしたく思います。
ぜひ、みなとみらいの海辺のテラスにおでかけくださいませ。
矢内原 充志